川崎和男氏のこと(その8)
動かなきゃ、と思ったものの、何をするのか、すればいいのか。
1998年にやったことは、川崎先生のデザインのメガネをつくったこと。
まず、ここから始めよう、始まると思ってのことだ。
12月末のことだ。
年が明けたからといって、何かが起こるわけではない。
菅野先生と川崎先生の対談のまえがきに書いたが、
おふたりの対談を、ステレオサウンドかMacPowerがやるだろうな、と思っていた。
春が来て、夏がおわり、秋が過ぎ去ろうとしても、
私がいちばん、面白い、読みたいと思っている記事は、どちらにも載らなかった。
ならば、自分でやりたい、実現したい、と思いはじめたものの、実際にどうするか。
まえがきには、「その場」をインターネットにつくればいいと、簡単に書いたが、
どういうサイトをつくるのか、つくれるのか、と考え込む。
考え込んだ大きな理由は、オーディオを休止していたからだ。