Date: 1月 9th, 2018
Cate: 楽しみ方
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オーディオの楽しみ方(その2)

別項「資本主義という背景(その6)」で、デコレートされた(よく)、と書いた。

デコレートされた、ということは、誰かがデコレートしたわけだ。
己の(よく)だから、自分でデコレートした、と言い切れるのか。

誰かにデコレートされてしまった(よく)なのかもしれない。
自分ではない誰かにデコレートされた、ということをわかっているのであれば、まだいいが、
それすら意識していない可能性だってある。

特定の誰か、かもしれないし、不特定の誰か、かもしれない。

デコレートされた(よく)があれば、
デザインされた(よく)もある──、と考えてみる。

ここでデコレートとデザインの違いが、ひとつはっきりしてくる気がする。
デコレートは他者であることが多いように思えるが、
デザインとなると、己の(よく)を誰かが……、ということがありうるだろうか。

特定の誰か、不特定の誰かが、己の(よく)をデザインすることは、ないはずだ。

このことが「音で遊ぶ」と「音と遊ぶ」の違いに絡んでくる。

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