会って話すと云うこと(その14)
夕方、オーディオ仲間、友人のAさんの家に行っていた。
数年前までアメリカに住んでいたAさんは、アメリカに倉庫を借りていて、
そこにいろいろ保管している。
その一部を今夏アメリカで整理して、日本に送っている。
その中に、JBLのユニットがあり、それを見に行っていた。
075、375+537-500、N800である。
そのどれも何回となく見ているし、音も聴いている。
人によっては、ただ見に行くだけなの? と思うかもしれない。
音は聴いていない。見に行っただけである。
いまではスマートフォンで、そこそこきれいな写真が簡単に撮れ、
すぐに送信できるし、してもらえる。
行って直接見ることは、触れることでもある。
ひさしぶりに触った375+537-500。
見る・聴く機会はけっこうあっても、触れるのは20数年ぶりだろうか。
2441+2397の組合せよりも、375+537-500の方が重い。
ホーンが木製か金属製かの違いがある。
それに537-500にはスタンドも付属している。
375も2441も、重量は変らないが、
ホーンシステムとしての重量バランスは、
2441+2397は悪い。アンバランスである。
375+537-500はホーンが重たい分、重量バランスはずっといい。
トータル重量と重量バランスに関しては、
カタログに記載されている数値を見れば、想像がつくことではあっても、
こうやって自分の手で持ち上げてみると、思い出される感覚がある。
大切にしたい感覚だと思う。