Date: 6月 18th, 2017
Cate: innovation
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2016年に考えるオーディオのイノヴェーション(その3)

2017年になっているのに、タイトルに2016年とある理由は、(その1)に書いている。

スマートフォンからなのだろうか、
その分野の先端のモノに、スマート(smart)がつくようになったのは。

オーディオの各コンポーネントでは、スピーカーがいちばん遅れているといわれ続けてきた。
そのスピーカーに、いまではスマートがつくようになっている。

スマートスピーカー。
AppleからもHomePodというスマートスピーカーが登場した。
日本での発売は先になるようだが、これから各社からスマートスピーカーなるモノが登場してくるのか。

そうなったとしてしも、オーディオマニアがメインスピーカーとして、
スマートスピーカーを使うことは、まず考えられない。

いまのところはBGMとして音楽を簡単に流すシステムとしての存在であっても、
これから先はどうなるかは、なんともいえない。

スマートスピーカーは一台から使えるし、二台をペアリングして使えるモノもある。
それ以上の数になってもペアリングできるだろうし、
iPhoneが登場した10年前と、現在とではスマートフォンの機能・性能が違ってきた──、
というより存在そのものが変ってきた、といえる。

スマートスピーカーも、現在は10年前のiPhone的存在であっても、
10年後はどうなっているのかは、わからない。

そんなことを考えていたけれど、ここで書くつもりは最初はなかった。
けれど先日、Appleの新社屋をかなり離れたところから撮った写真を見た。

こんなに大きな建物なのか、と思うとともに、
オーディオ最後のイノヴェーションのカタチは、これなんだ、と直感した。

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