Date: 4月 11th, 2017
Cate: ジャーナリズム
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オーディオの「本」(ある出版社の買収・その1)

3月下旬に、徳間書店が、
TUTAYAを運営しているカルチュア・コンビニエンス・クラブの子会社になった、
というニュースがあった。

いまコンビニエンスストアだけでなく、かなりの業種の小売店で、
「Tポイントカードは……」と会計の度にきかれる。

私はもっていないけれど、それだけTポイントカードは多くの人が持っているのだろう。
Tポイントカードが使われるごとにカルチュア・コンビニエンス・クラブが得られる情報は、
いわゆるビッグデータなのだろう。

そのデータの活用方法のひとつとして、出版を考えているのだろうか。
データに基づいた本づくりを行えば、うまくいくのだろうか。

そうやって新雑誌が創刊されるのだろうか。
新雑誌とまでいかなくとも、既存雑誌のリニューアルが行われるのだろうか。

出版不況といわれているだけに、そういうやり方で雑誌がつくられていくかもしれない。
大当りするかどうかはわからないが、少なくとも大きく外してしまう、
極端に売行きの悪い雑誌にはならない──、のかもしれない。

でも、そうやってつくられた雑誌は、面白いだろうか。
雑誌好きの読み手を満足させるのだろうか。

オーディオ雑誌もそうやってつくられるようになるのだろうか。

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