ショールーム訪問(その2)
デジタル信号の伝送には、有線と無線とがある。
良質のケーブルを使っての有線接続が、
どんな規格の無線接続よりも音質は優れている、と一刀両断する人は、いる。
いまのところ、確かにそうであろうが、
これからは先はわからない。
同じソースを、ディスク、USB、有線接続、無線接続と試聴して、
本来ならば音の印象を述べるべきであるが、
今回はBluetoothのことなどまったく考えてもいなくて、
マークレビンソンのD/Aコンバーターを前にして、急に試してみたくなったので、
いいわけがましいが、厳密な試聴をしての印象ではない。
それでも、これだけの音で鳴るのか、というきが第一印象だった。
簡単に接続でき、iPhoneそのものが音源であると同時に、リモコン的でもある。
こんなに簡単に(安易に)、これだけの音が鳴るのか、と思うはずだ。
もちろん気になる点もあった。
これから改善されていくのかどうか、どこに問題があるのかは、
今回の試聴だけはなんともいえないが、
あなどれないな、というのが正直な感想である。
ハーマンインターナショナルのショールームの音は、まだまだと感じた。
以前知人宅で DD66000のセッティングをいくつか試した印象からすれば、
相当によくなるはずなのに……、と思うけれど、楽しい一時間半が過せた。
得るものがあった。