もうひとつの20年「マンガのDNA」と「3月のライオン」(その3)
マンガ家の原画を見たことが数回ある。
すべてのマンガ家の原画を見たいとは思っていないし、
原画を見たいと思うのは、わずかなマンガ家である。
「3月のライオン」の原画も見たいと思う。
この原画という言葉に相当するのが、
オーディオの世界では原音になるわけだが、
画と音とでは、違う。
原音の「音」に相当するのは、原画ではなく「線」のはずだ。
つまり原音と原線であり、
原画に相当するのは原音ではないことに気づく。
となると原画に相当するのは、オーディオの世界ではなんといったらいいのか。
音ではなく響きか。
そうだとすれば原響なのか。
個々の楽器の音像なのだろうか。
だとすれば原像となるのか。
結局は「場」なのか、とも思う。
ならば原場になるのか。
どれもしっくりこない。
いったい何と呼べばいいのだろうか。