Date: 3月 26th, 2017
Cate: 世代
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世代とオーディオ(中古オーディオ店の存在・その2)

現行製品を扱うオーディオ店も楽しいが、
中古オーディオを扱うオーディオ店には、別の楽しさがある。

それは人によって少し違ってくるかもしれないが、
中古オーディオ店には、かなり古いモノから、
オーディオが日本でブームだったころのモノ、
比較的新しい製品など、年代の幅は、
その時々の品揃えによって変化するとはいえ、かなり広い、といえよう。

この広さこそが、現行製品を扱うオーディオ店にはない楽しさにつながっている。
今回、ハードオフの吉祥寺店を取り上げたのは、そのことを実感したからだ。

東京にも中古オーディオを扱う店舗は他にもある。
そこを取り上げずに、ハードオフについて書いているのは、
ハードオフ吉祥寺の店舗は、1フロアーだということもある。

階がわかれていないことの楽しさを感じていた。
この規模で、1フロアーだけで実現した中古オーディオ店は、
過去にはあっただろうか。

中古オーディオ店は、同世代のオーディオマニア同士で行っても楽しいし、
世代の違う者同士で行っても楽しい。

同世代であっても、憧れていたオーディオ機器は同じモノもあれば、そうでないモノもある。
この人は、これに憧れていたのか、と思い掛けない一面を知るきっかけになることだってあろう。

世代が違えば、相手が年上ならば、実際のオーディオ機器を前にしてこその話が聞けるだろうし、
若い人が相手であれば、世代が違っても共通することが意外にあることに気づかされるかもしれない。

中古オーディオ店はひとりで行くのもいいが、
親しいオーディオ仲間同士で行くのも楽しい。

いままで中古オーディオを扱っているオーディオ店には何度も行っているが、
こういうことを思ったことは初めてだった。

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