Hi-Resについて(マスターテープとは?・その1)
菅野先生のリファレンスディスクといえるコリン・デイヴィスのベートーヴェンの序曲集。
エソテリックからSACDの第一弾として発売された時は、購入した。
好評だった、と聞いている。
採算ベースにのったのだろう。
その後、第二弾、第三弾……、といまも続いている。
コリン・デイヴィスのベートーヴェンの序曲集に関しては、
なぜかマスターテープが紛失していたそうだ。
その後は、マスターテープからのリマスターを謳っている(はず)。
その後のエソテリックのSACDは何枚か聴く機会があったが、
少しずつエソテリック色とでもいいたくなる独自の音色がついてくるように感じ、
購入したものはない。
それでもショルティのリングはかなり心が動いたけれど、
あの価格に手が出せなかった。
エソテリックのリマスターの評価は人によって違うようだ。
私と同じように感じている人もいれば、
どんどん良くなっていると高く評価している人もいるみたいだ。
ここで書くのはリマスターの音についてではない。
エソテリックから出たギレリスのベートーヴェンのディスクに関することだ。
このSACDは、1トラック目、エロイカ変奏曲の最後の方で、四小節分が欠落している。
そんな噂を聞いていた。
このあいだも、その話を聞いた。
そのSACDを持っていないので確認はできないが、
インターネットで検索してみると、抜けがあるのは事実である。
これは編集ミスなのだろうか。