Date: 12月 25th, 2016
Cate: 会うこと・話すこと
Tags:

会って話すと云うこと(その10)

人はいつか死ぬ。
死を避けることのできる人なぞいない。

そんなことみなわかっている。
にも関わらず、死ぬということをわすれてしまいがちでもある。

いつでも会える。
そう思っていないだろうか。

たしかにお互いが生きていれば、いつでも会える。
でも人は死ぬのだ。

いつか死ぬ。
こんなことを書いている私だって、いつ死ぬのかはわからない。
20年後かもしれない。もっと後かもしれない。
でも、もしかしたら明日、事故にあって……、ということだって、
可能性としてはあるわけだ。

会って話すことは、互いが生きているからだ。
相手が生きていて、私が生きていてこそ、会って話せる。

このことを忘れないでほしい。
憶えていても、つい先延ばしにすることがある。
そこでの後悔は、どうしようもない。

岩崎千明氏のこと(その5)」に書いた。
年明けにでも、と思っていたから、急ぐ気持はなかった。

人はある日突然いなくなる。
会えなくなる。

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