2016年ショウ雑感(その17)
アキュフェーズのブースとヤマハのブースとでは、まず広さが違う。
アキュフェーズの方が広い。
それから置かれているスピーカーの数が、ヤマハでは当然のことだがNS5000だけである。
しかもNS5000のセッティングも違うところがあった。
どちらも専用スタンドを使っているが、
スタンドと床の間に違いがあった。
これも当然のことであるが、ヤマハのブースの方がより細かいセッティングがなされていた。
私が坐れたのは、たまたまアキュフェーズのブースと同じで最前列の端だった。
ヤマハのブースに入ったのは、音出しの途中からだった。
ヤマハのプリメインアンプで鳴っていた音を一曲だけ聴けた。
その後はアキュフェーズの組合せに替えられての音出しである。
アキュフェーズの製品といっても、
アキュフェーズのブースと同じではなかった。
CDプレーヤーはDP720、コントロールアンプはC2850、パワーアンプはP7300。
アキュフェーズのアンプはどちらも、ヤマハのGTラックの中に収められていた。
ヤマハのブースで好感が持てるのは、やたら高価なラックを使わないことである。
ただひとつだけいわせてもらうと、
アキュフェーズのアンプはラックの中にしまい込むのはやめてほしかった。
GTラックはロの字型をしているから、
アンプの四方をラックが囲んでしまう。
このことによる音の変化は小さくない。
ヒートシンクを表に出し、左右に配置しているP7300のようなアンプでは、
特に音の変化は大きくなる。
せめてP7300だけでも違うセッティングだったら……、思う。