2016年ショウ雑感(その16)
アキュフェーズのブースに入ったとき、
スタッフの人が「少々お待ちください、スピーカーを変えますから」といっていた。
それまでのB&WからヤマハのNS5000へと接続がされるところだった。
ヤマハのブースで、アキュフェーズのセパレートアンプが使われることは、
前もってわかっていたのだから、
アキュフェーズのブースでNS5000があることは予想できたはずなのに、
まったく思っていなかったから、おっ、と思ってしまった。
アキュフェーズのブースには、B&W、ヤマハのほかにTADのスピーカーシステムもあった。
NS5000はふたつのスピーカーにはさまれるかっこうで設置してあった。
条件的には良くない面もあるけれど、
ヤマハのブースでNS5000を聴く前に、アキュフェーズのブースで聴けるのは参考になる。
アキュフェーズのブースは人が、いつも多い。
この時もそうだった。たまたま最前列の端の席が空いた。
そこで聴いた。
それまで鳴らされていたB&Wの音を聴いていればよかったけれど、
いきなりNS5000の音が鳴ってきた。
昨年のヤマハのブースでは、ヤマハのCDプレーヤーとプリメインアンプで鳴らされていた。
アキュフェーズのブースでは、それらよりももっとグレードが上のCDプレーヤーとアンプである。
アキュフェーズのブースで二枚のCDが鳴らされたのを聴いて、出た。
そのあと順にブースをまわって、上のフロアーに移動。ヤマハのブースへ行く。
今年のヤマハは、ヤマハのプリメインアンプで鳴らすが、
メインは他社製のアンプとの組合せである。
もしかするとヤマハはNS5000の発売にあわせて、
セパレートアンプの試作機を出してくるのかも……、と期待もあったが、それはなかった。
私がヤマハのブースに入ったとき、ヤマハの組合せで鳴っていた。
すぐにアキュフェーズの組合せになった。