Date: 1月 11th, 2016
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オーディオと青の関係(その3)

エラックのスピーカーシステム、CL310JETが登場したのは1998年だった。

トゥイーターにハイルドライバーの一種AMTを搭載する小型スピーカーシステムは、
数度の改良を経て、いまも現役のモデルである。

どの310がいいのかは私にとっては重要なことではなくて、
1999年に登場したCL310JET Audio Editionが、やはり青である。

CL310JET Audio Editionは日本では50セットの限定モデルだった。
アルミ製のエンクロージュアは、
オリジナルのCL310JETはシルバーとブラックが用意されていたが、
CL310JET Audio Editionでは、シルバーとブルーの二色だった。

エラックはブルーを選んだんだ、とCL310JET Audio Editionの写真を見て思った。
やっぱりブルーなんだ、とも思っていた。

なぜエラックがブラックではなく、ブルーにしたのか。
その理由は知らない。

CL310JET Audio Edition(シルバー仕上げ)を、知人のリスニングルームで聴いた時は驚いた。
小型スピーカーは、それまでいくつも注目製品を聴いてきていた。
セレッションのSL600は買って鳴らしていた。

CL310JET Audio Editionは、また小型スピーカーが新しい時代を迎えたようにも感じていた。
そういうCL310JET Audio Editionだから、ブルーのアルミ製エンクロージュアこそが、
このスピーカーにふさわしい色だと私は思っている。

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