オーディオにおけるジャーナリズム(小さい世界だからこそ・その2)
オーディオの世界は、世界の大きさからすれば、まさしく目の前におかれたコップ一杯の水くらいである。
けれど、そのコップ一杯の水は、渇きをいやす水でもある。
だから、その水は濁っていてはいけない。
澄んでいなければならない。
なのに、その水は知らぬ間に濁っていく。
なぜ、その水はそうなっていくのか。
そうなっていく水をどうすれば、澄んだ水に、渇きをいやせる水に戻せるのか。
もう戻せないのだろうか、たったコップ一杯の水も戻せないのか。
過去は変えられないが、過去のもつ意味は変えられる。
そのためには検証していかなければならない。