妄想組合せの楽しみ(番外・その3)
けっこう前にも書いたことだが、
こういう机上の組合せをつくっていくうえでは、以前ステレオサウンドから出ていたHi-Fi Stereo Guideが重宝する。
ページをぱらぱらめくっていくと、あっ、これだ! というモノが見つかる。
そのかわりとなるものが、いまは残念ながらない。
ステレオサウンドの冬号はグランプリとベストバイ(今回からベストバリューに変更)が特集だけど、
Hi-Fi Stereo Guideのかわりにはならない。
なぜならないのかについて書いていくと、また大きく脱線してしまうのが割愛する。
Hi-Fi Stereo Guideはない。ステレオサウンドも、ここ数年まったく購入していない。
だから、アンプ選びは記憶だけに頼るしかない。
誰もが思いつきそうなアンプは、やはり浮かぶ。それら消去していくことで、意外なモノが浮かんでくる。
あっ、これだ! と感じたのは、ナグラのMPAである。
4、5年前に製造中止になったプリメインアンプ/パワーアンプだ。
MPAならば、 ロックウッドのMajor Geminiにぴったり合うはずだ。
Majorの引締った音の表情をゆるめることなく、熱く、無我夢中で対決できる音がしそうな気がする。
MPAにはコントロールパネルを装備したプリメインアンプとしての形態と、
なしのパワーアンプとしての形態がある。
いまは中古でしか入手できないから、どちらか手に入った方、ということになるが、
それでも私は、プリメインアンプとしてのMPAにしたい。
もちろんコントロールアンプは、別途用意しても、だ。