「新しいオーディオ評論」(その4)
2011年3月14日、twitterにこんなことを書いた。
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はっきり書けば、ステレオサウンドはすでに役目を終えた雑誌だと思っている。それでも、今後のオーディオのあり方についてなにかを提示していけるのであれば、復活できるとも思っている。これはステレオサウンドの筆者についても同じことが言える。
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なんと傲慢なことを書くヤツだと思われる方もいよう。
同意される方もいる。
これまでにも、このブログでステレオサウンドに批判的なことを書いてきている。
それを読まれて、ステレオサウンドの現状を嘆いてる、と受けとめられるかもしれない。
別に嘆いているつもりはない。
どちらかといえば挑発している。
それは私自身が、おもしろいと思えるステレオサウンドを読みたいからである。
「今号のステレオサウンドはおもしろかった」、
そう、このブログで書いてみたい──。
そういう気持はこれからも持ちつづけるだろうが、期待はあまりしていないというのが本音でもある。
少なくともおもしろいと思わせてくれるステレオサウンドが、
これから先、一号くらいは出てくるかもしれない。
けれど四年前に書いているように、役目を終えたと思っているわけだから、
ステレオサウンドに「新しいオーディオ評論」は、まったく期待していない。
期待できない、といい直すべきか。