輸入商社なのか輸入代理店なのか(その12)
マッキントッシュは2003年、持ち株会社であるD&Mホールディングスに買収された。
しばらくは輸入元はエレクトリのままだったが、
2007年、D&Mホールディングスによって設立されたマッキントッシュ・ジャパンが輸入・販売を行うようになった。
20年以上、マッキントッシュといえばエレクトリという時代が続いた。
エレクトリ時代、マッキントッシュのサービスに対する不安のようなことは聞いたことがなかった。
それがマッキントッシュ・ジャパンになってからは、ちらほら聞くようになってきた。
とはいえ又聞きであったため、はっきりとしたことはわからなかった。
けれど私の友人のアンプが、出力管のカソードに入っているフューズが飛ぶようになり、
マッキントッシュ・ジャパンに修理に出した。
けっこうな金額を請求されたそうだ。
それでもきちんと修理がなされていればよかったのだが、
しばらく使っていると、また飛ぶようになった。
結局マッキントッシュ・ジャパンが修理という名目で行ったのは、
なぜ出力管のフューズが飛ぶのか、その問題点を探り出し、そこを直すというのではなく、
ただ単にフューズを交換したというレベルでしかなかったことがわかった。
マッキントッシュは2012年、別の持ち株会社によって買収された。
そのおかげでエレクトリへ戻った。
マッキントッシュ側の要望でエレクトリに戻った、ときいた。