毎日書くということ(ある対談記事を読んで)
twitterを見ていたら、ある記事の見出しが目に留った。
岡村詩野と田中宗一郎が語る“音楽ライターのあり方” 「自覚と見極めがないまま文字だけが増え続けている」
毎日ブログを書いている。
いわば文字を増やしている作業を毎日やっている。
紙の本とは違い、ウェブにはページ数の制約はないに等しいから、
過去に書いたものを削除することなく、毎日書いたものが追加され、文字は増えていく。
私のブログだけではない、オーディオだけにかぎってもプロアマ問わず、
多くの人の書く文章によって、文字は増えていっている。
日本語だけにかぎっても、一日あたりどれだけの文字が増えていっているのか、まったく見当がつかない。
見出しだけでなく、リンク先の対談記事は音楽ライターの世界もそうなのか、と思いつつ、最後まで読んだ。
読みながら、考えることはいくつかあった。
中見出しには、こうあった。
「批評性とは無縁の、自らのテイスト自慢みたいなものになってしまいがち」
この対談記事はすこし手をいれれば、そのままオーディオについての対談記事にもなる。
「自覚と見極めがないまま文字だけが増え続けている」のは、ネットの世界だけではない。
「批評性と無縁の、自らのテイスト自慢みたいなものになってしまいがち」なのも、ネットの世界だけではない。