2014年ショウ雑感(プロフェッショナルとは・その1)
ハイエンドオーディオショウにも行ってきた。
あるブースにはいって、このスピーカーも出ていたのか、と気づいた。
そのスピーカーシステムとは、国産で、けれど非常に高価である。
よく桁が違う、というけれど、文字通り桁の違う価格である。
ハイエンドオーディオショウは、これまでの交通会館から、今回の会場に変更になった。
デモのやり方は基本的に同じで、ひとつのブースを複数の出展社が使うため、
デモの時間割が決っている。
その高価なスピーカーシステムが置かれていたブースは三社が使っていた。
しかも決して広くはない。
条件的にはよくないことは、音を聴かずともわかる。
とはいえ、非常に高価なスピーカーシステムのメーカーの代表者は、言い訳ばかりだった。
正直、音は到底その価格とは思えないレベルであった。
代表者は、これまで聴いた、このスピーカーのいちばんひどい音です、といっていた。
そうなのかもしれない。
だから、このスピーカーシステムの型番もメーカーも書かない。
でも、とそれでもいいたい。
少なくともオーディオ機器をつくって、誰かに売るのであれば、
その人はプロフェッショナルであるべきだ。
にも関わらず彼の言い訳は、彼がいまもアマチュアのままでいることを、
そのブースにいた人たちに白状しているのと同じである。