2014年ショウ雑感(プロフェッショナルとは・その2)

誰もが最初はアマチュアである。
いまは著名なメーカーの代表者でも、創業する前はアマチュアといえよう。
けれど、生き残っている、そういった会社の代表者は、もうアマチュアではない。
プロフェッショナルになったからこそ、生き残れたのではないのか。

今日聴いた、非常に高価な国産スピーカーの代表者は、あれこれ言い訳を口にしていたが、
こういうショウで、いい環境などあまり期待できないことは、もう常識ともいえる。
それでも、インターナショナルオーディオショウでも、ハイエンドオーディオショウでも、
プロフェッショナルならば、与えられた環境でなんとかしようとするし、言い訳に終始したりしない。

それにあえて書くが、このメーカーのセッティングを裏にまわり混んでみたわけではなく、
あくまでも座ったところから見える範囲内でも、
これだけ高価なスピーカーシステムにふさわしいとはいえないセッティングであった。
むしろひどいセッティングといえた。

言い訳を口にする前に、彼はやること(やれること)が数多くあった、と私は見ている。
それをほとんどやらずに、言い訳だけでは、残念ながら彼はプロフェッショナルではない。

インターナショナルオーディオショウもハイエンドオーディオショウも、
オーディオのアマチュアの発表の場ではない。

高価なスピーカーシステムのほんとうの実力はよくわからない。
それに、これだけのモノを、よく作ったものだと感心する(それがいいモノかどうかはわからないけれど)。
それだけに、これだけのモノを扱っていくのに、彼はアマチュアすぎないか、と思った次第だ。

彼はオーディオのプロフェッショナルになれるのだろうか。

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