Date: 9月 27th, 2010
Cate: 「本」
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オーディオの「本」(その8)

「展」という漢字には、おしのばす、平らにひろげる、という意味がある。
この「展」こそ、電子書籍を考えるうえでの重要な言葉となっていくように思う。

「展」のつくことばに、展開、展覧、展望がある。
そして開展、進展、発展がある。

いまiPadをプラットホームにした電子書籍(もちろんのオーディオの「本」)にとりかかっている。

Twitterで、さきごろ「展(ひら)く」と書かれている人がいた。
なるほど、と思った。

この「展く」によって、電子書籍の「かたち」がみえはじめてきている。

紙の本では、ページを開く、だった。
電子書籍では、ページを展く、になっていくはずだ。

そして、個人的には「展く」に、もうひとつの意味をこめたい。

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