シマノとテクニクス
テクニクスのことを集中的に書いていて、
テクニクスとシマノには共通するところがあることに気がつく。
ふたつの会社の体質が似ている(偶然にもどちらも関西の会社)、というよりも、
ふたつの会社に対するオーディオマニア、自転車マニアの態度に共通するところがある。
テクニクスがなければ生れなかった技術がある。ひとつだけではない。
テクニクスがなくても生れてきたであろう技術にしても、
テクニクスがあったからこそ登場する時期が早くなった、といえる。
シマノがなければ生れなかった技術がある。
シマノの存在があるからこそ、カンパニョーロのコンポーネントも良くなっている。
テクニクスにもシマノにも、アンチと呼べる人たちがいる。
アンチまではいかなくとも、どちらかといえは否定的な立場の人が少なくない。
つまりシマノもテクニクスも、なぜか嫌われることがある。
私は自転車に興味をもつようになって、
シマノが日本のメーカーであることを嬉しく思っている。
私がテクニクスというブランド(テクニクスだけに限らない、日本のオーディオ)をふり返れるようになったのは、
シマノのというブランドがあったからだ、ともいえる。