日本のオーディオ、これから(テクニクス・ブランドの復活・その4)
Technicsのロゴの頭につくナショナルのマーク。
ステレオサウンド別冊「世界のオーディオ」テクニクス号に掲載されている写真をみていく。
アメリカではテクニクス・ブランドが登場する以前からパナソニック(Panasonic)ブランドであり、
当時のアメリカでの広告には、Technics by Panasonic の文字がある。
ちなみに1973年のアメリカでの広告には、こう書いてある。
Introducing a new world in the Hi-Fi vocabulary:
Technics[tek·neeks′]n. a new concept in components.
ハイファイ用語に登場した新しい単語を紹介しましょう。
テクニクス、名詞。コンポーネントの世界に置ける新しい概念
tek·neeks′は発音記号で、カタカナ表記すれば、テク・ニークスか。
そういえば1970年代後半、テレビコマーシャルで流れていたのも、テク・ニークスだったはず。
アメリカではブランドとしてナショナルではなくパナソニックが使われていたが、
イギリス、フランス、ドイツなどヨーロッパでは、ナショナル・ブランドだった。
「世界のオーディオ」テクニクス号でも、海外でのテクニクスについての記事では、
SP10同様、Technicsのロゴの頭にナショナルのマークがついているのが確認できる。