「古人の求めたる所」(かもめのジョナサン)
「かもめのジョナサン」の最終章が加えられた完成版が6月30日に発売になる。
日本語訳が出たのは、1974年6月、とある。
小学六年だった。
背伸びしたかったのか、「かもめのジョナサン」は、このころ買って読んでいる。
どこまで理解できていたのかはあやしいところだが、
この時期、新刊が出るのを楽しみにしていたのが手塚治虫の「ブッダ」だった。
「かもめのジョナサン」と「ブッダ」同じ時期に読んでいる。
「ブッダ」は長かった。
これも当時どこまで理解していたのはあやしい。
それでも同時期にこの二冊を読んでいたことは、
いま思うと知らず知らずのうちに影響を受けていたのかも、とおもう。
「かもめのジョナサン」の完成版は、ジョナサンが亡くなったあと、
弟子のかもめたちがジョナサンの神格化を始める、とある。
ブッダが亡くなったあとは……。