Date: 6月 28th, 2014
Cate: アナログディスク再生
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電子制御という夢(その17)

けれどカートリッジスタビライザー、および同様のアクセサリーの存在を否定するつもりはまったくない。
使うことはなかったけれど、試してみたい、とは思っていた。
使用ではなく試用という意味で使いたいのはあった。

見た目は確実に悪くなる。
けれどカートリッジスタビライザーとして確かなものであれば、
それを装着することで改善されるところがあるわけで、
改善されるということはそのところが、いままではあまり良くなかった、ということを確認できる。

そこに気づけば、なぜそうなのか、と原因を追及することになる。
そのためには原理を理解することになる。

常用するものばかりが優れたアクセサリーとは思っていない。
何かを気づかさせてくれるアクセサリーもまた、常用しなくとも優れたアクセサリーである。

アクセサリーはいくつかに分けられる。

ひとつは必要なアクセサリーである。
ケーブルは、これにあたる。ケーブルがなければ音は出せない。

それからクリーナーという、オーディオ機器、ディスクの調子を整えるためのものがある。
接点クリーナーもそうだし、ヘッドイレーサーもここにはいる。
これらがなくても音は出る。けれど接点が汚れてきたら、
レコードの盤面にほこりがたまり、油汚れがついていたら、カートリッジの針先が……、
こういったことを取り除いて、オーディオ機器の調子を維持する。

そして必要としないけれど、音に働きかけるアクセサリーがある。
カートリッジスタビライザーもそうだし、ディスクスタビライザーもそうだ。
グラフィックイコライザーも、ここにいれられる。

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