Date: 6月 13th, 2010
Cate: イコライザー
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私的イコライザー考(その8・続々補足)

グラフィックイコライザーなりパラメトリックイコライザーを導入される人は、
あたりまえすぎることではあるが、当然、それらの調整によって音を良くしたいからである。

だから、音を良くするための調整から取り組みはじめる。

けれどイコライザーの使いこなしを身につけるためのひとつの方法として、
意図的に音を悪くするために使ってみるという考えもある。
ドンシャリな音をつくってみる、中抜けの音をつくってみる、ボンボンというだけの品のない低音にしてみる、
あえて胴間声にしてみる、キンキンするだけの中域のやたら張った感じの音にしてみる……。

いろんなクセの強い音を意図的につくってみるわけだ。
そのためにはどの帯域をどういじればいいのか、それに悪くするためだから、調整量も大胆に設定できるはずだ。

遊びというゆとりをもって取り組んだ方が、いいこともあるはずだ。

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