Date: 3月 18th, 2014
Cate: レスポンス/パフォーマンス
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一年に一度のスピーカーシステム(その2)

タイトルに「一年に一度の」とつけてしまったからではないのだが、
その1)を書いたのが昨年の三月。

続き(その2以降)を書こう書こうと思いつつ、すっかり忘れてしまっていて、一年が経ってしまった。
このテーマ自体も「一年に一度」になろうとしている。

私が「一年に一度」のスピーカーシステムとして、
この項で書いていくのはダイヤトーンのDS1000である。

DS1000は型番についている1000という数字があらわしているように、
ダイヤトーンがヤマハのベストセラーモデルNS1000Mのライバル機種として、
世に送り出した(問うた)スピーカーシステムである。

NS1000Mと同じ3ウェイのブックシェルフ型。
ウーファーの前面に保護用の金属製ネットはないし、
エンクロージュアの仕上げもNS1000Mのブラック塗装に対して、木目となっているにもかかわらず、
見た印象は、NS1000Mよりも新しいスピーカーシステムとしての精悍さが、それなりに感じられる。

ダイヤトーンは、DS1000にどれだけ力を入れていたのかは、実機を前にすると伝わってくる。
時代が違うとはいえ、よくこの値段で、これだけのスピーカーシステムをつくれるものだ、と感心する。

いま、DS1000を一から開発するとしたら、どういう価格設定になるのか。
ずいぶん高価なスピーカーシステムになると思う。

そういうDS1000なのだが、決して評価が高いわけではなかった。
スピーカーとしての高性能ぶりは認めるものの……、という評価が少なくなかった。

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