Date: 12月 20th, 2013
Cate: マルチアンプ
Tags:

マルチアンプのすすめ(その22)

10数年まえのこと。
ある知人が、ウェブサイトを作っていた。
ウェブサイトには、まず紙の本と違いページ数という制約がない。
当時はまだアナログ回線が主だったから、
あまり大きなサイズの画像をは表示するのに時間を要するということはあったけれど、
それすらもいずれは時間が解決することであったし、事実そうなっていった。
それに時間がかかるといっても、表示できないわけではない。

紙の本とはいくつもの点で異るところはある。
けれど紙の本での制約はあまりなかった、ということもできる。

だからこそウェブサイトをつくっていくうえでは、ルール(制約)を自分で決めておく必要がある。
私は最初にそう考えて、audio sharingをつくっていった。

知人はどうもルールは決めていなかったようだ。
彼のつくるサイトは、見るたびに混沌としていき、
お世辞にも美しいサイトとはいえなかった。

なんでもできるから自由である──、とはいえない。
それは自由ではなく、好き勝手にやっているだけでしかない。
知人は、そのことに結局気づくことはなかったようだ。

このことはウェブサイトについてだけいえることではない。
紙の本でもまったく同じことがいえる。

オーディオにおいても、そうだ。

Leave a Reply

 Name

 Mail

 Home

[Name and Mail is required. Mail won't be published.]