Date: 10月 20th, 2013
Cate: 岡俊雄
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岡俊雄氏のこと(その1)

私がインターネットに接続し使い始めたのは1997年。
このころはまだ検索が、いまほどのレベルに達していなかった。
いくつかの検索サイトを使っても、探しているサイトになかなかたどり着けなかったし、
なぜ、このキーワードで検索して、検索結果の順位を見ては、おかしいだろう、と思うことはしばしばあった。

それはGoogleが登場するまで、あまり改善されなかったように感じていた。

Googleによる検索が完璧とはまだまだいえないし、改善してほしいところはあるものの、
その検索結果は感心することもある。

インターネットがあるところまで普及したおかげで、
1997年とは比較にならないほど、多くの情報が得られるようになった。
調べものをするときも、本を開く時間よりもインターネットに接続している時間の方が長くなっている。
本は、しかも所有していない本に関しては、
その本自体を探しにいかなければならない。

自分が求めている情報が、どの本に載っているのかがはっきりしていればまだいい。
けれど、たいていはどの本に載っているのか、まずそのことをから探していかなければならない。

だから、ほんとうに楽になった、と思えることが多くなっている。

しかもいまでは必ずしもパソコン(Mac)の前に坐る必要もなくなってきている。
iPhoneやiPadで検索する時間が増えてきている。
外出先からでもすぐに検索できる。
オーディオに関する情報も1997年とは比較にならないほど多くのことが、
インターネットにはいまではある。

しかも検索してもわからないことでも、
twitter、facebookなどのSNSで質問すれば、的確な答・情報が返ってくることもある。

それが当り前のことのようにおもえてきて、
このことのほんとうの有難みをつい忘れそうにもなる。
そして、もうひとつおもうのは、いま岡先生が生きておられたら、
インターネットをもっとも積極的に使われていたはず、ということだ。

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