「音は人なり」を、いまいちど考える(その4)
オーディオから(スピーカーから、と置き換えてもいいのだが)音を出すには、
なんらかのプログラムソースがいる。
アナログディスクでも、CDでも、FM放送、AM放送、インターネットによる配信、
とにかく種類は問わず、音源となるソースがなければ、
電源をいれたところでスピーカーから音は鳴ってこない。
(レベルを上げていけば、システム全体のノイズは多少なりとも聞こえてくるだろうが)
こんな当り前すぎることを書くのは、
己のオーディオから愚かな音、醜い音を出すのにも、
なんからのプログラムソース、つまり音楽が必要となる、ということであり、
愚かな音、醜い音を出す上で、実は最も重要で、注意深くならなければならないのは、
そういう音を求めるとき、出すときにかける音楽が、なんなのか、ということである。