「はだしのゲン」(その1)
私が生れ育った田舎町にも昔は映画館があった。
中学生になったころにはもうなくなっていた。
古い、ボロい映画館だった。
いわゆる名画座で、二本立て、三本立てで上映されていた。
話題の映画はバスに一時間ちょっと揺られたところにある映画館に行く。
地元の、そんな映画館で観ていたのは、学校推薦の映画であったりした。
何本か観ているのだが、ほとんど記憶には残っていない。
でも、一本だけ強烈に記憶に残っている映画がある。
タイトルはもう憶えていない。
ストーリーもうろ覚えだ。
なのにいまも憶えているのは、観ていて気持悪くなった映画だったからだ。
第二次大戦の、どこかの島での話だった。
終戦近いころの話だったはず。
極限状態に追い込まれた日本兵が描かれていた。
そんな映画を、小学校低学年の時に観ている。
吐きそうになる寸前の、気持悪くなるシーンもあった。
いま思うと、よくこういう映画が学校推薦になったな、と思わなくもない。
映画が終り、外に出た時にほっとしたことも、強烈に憶えている。
昼間の太陽の光が、こんなにも人の気持を一瞬にして変えてくれるものだと感じたのは、
その数年後、小学校の修学旅行で行った長崎原爆資料館を見終り、館の外に出た時も同じだった。
REPLY))
署名のお願い : 「生きろゲン!」松江市教育委員会は「はだしのゲン」を子どもたちが自由に読めるように戻してほしい
http://www.labornetjp.org/news/2013/0820matue
キャンペーン | 「生きろゲン!」松江市教育委員会は「はだしのゲン」を松江市内の小中学校図書館で子どもたちが自由に読めるように戻してほしい。 | Change.org
http://p.tl/yKQC
●松江市教育委員会
松江市ホームページ : 教育委員会について
http://www1.city.matsue.shimane.jp/k-b-k/kyouiku/kyouiku-iinkai/kyouiku-iinkai/kyouiku-iinkai.html
松江市ホームページ : 各課へのメールアドレス
http://www1.city.matsue.shimane.jp/kurashi/yakusyoannai/mail-address/mail-address.html