深く頷いたこと(山中敬三氏の場合)
ステレオサウンド 50号に
岡先生と黒田先生の対談による「ステレオサウンドに登場したクラシック名盤を語る」が載っている。
そこにこうある。
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黒田 第17号にセル指揮のウィーン・フィルのベートーヴェンの「エグモント付帯音楽」(ロンドン盤)がのっていますが、これも印象にのこっている一枚です。いつでしたかオーディオ評論家の方々のリスニングルーム訪問をやったときに、山中さんがこれをかけてくださったんですけれど、そのときの音というのは、いまでも忘れられませんね。
岡 山中さんの装置だと、このレコードはとくにいい音になるでしょうね。
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残念ながら、私は山中先生のリスニングルームでセルの「エグモント」は聴いていない。
でも、黒田先生の話されたことは、よくわかる。
きっとそうだ、とおもう。