Date: 8月 14th, 2013
Cate: デザイン
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オーディオのデザイン、オーディオとデザイン(その7)

プリメインアンプとしてのデザイン、
コントロールアンプとしてのデザインについて考えるのに、
この時代(1970年代後半)をとりあげるのにはわけがある。

オーディオに興味を持ち始めたばかりの私だったから、
とにかく世の中にどういう製品、どれだけの製品があるのかを知りたかった、知り尽したかった。
ひたすら吸収するときでもあった。

この時代のオーディオに関心のある人ならば、そうだったな、と思い出されるはずのことがある。
マランツのプリメインアンプModel 1150MKIIとコントロールアンプModel 3600、
ラックスのプリメインアンプSQ38FD/IIとCL35/IIIの存在である。

1150MKIIと3600は同じパネルをもつ、
SQ38FD/IIとCL35/IIIも同じパネルをもっている。

プリメインアンプとコントロールアンプが、まったく同じといっていいパネルデザインなのだ。
こういう例はほかのメーカーにもある。
ソニー、サンスイ、テクニクスなどもそうである。

ちょうどオーディオに興味を持ち始めたころだったから、
意外な感じがしたのを憶えているとともに、
その中でもマランツとラックスのプリメインアンプとコントロールアンプのデザインの共通は、
他のメーカー以上に強いものであり、やや不思議な存在だった。

そして、このふたつのメーカーのアンプには、ある共通項がある。
マランツのコントロールアンプModel 7の存在だ。

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