Date: 8月 14th, 2013
Cate: デザイン
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オーディオのデザイン、オーディオとデザイン(その6)

SA600のシャーシーにSG520の内容を収納しても、
SA600のデザインをコントロールアンプとして認識することができないであろう、ということは、
AGIの511のシャーシーに、QUADの405を中身を収納してプリメインアンプとしたところで、
511のデザインをプリメインアンプとして認識できるかどうか、というところは同じことである。

私は、プリメインアンプとコントロールアンプの違いを、
デザインのどこにその差異を感じて、判断しているのだろうか。

私がオーディオに興味を持ち始めた1976年、
このころのコントロールアンプは薄型が流行っていた。
ヤマハのC2があり、ラックスからも管球式ながら薄型のCL32が出ていたし、
他のメーカーの新型コントロールアンプは薄型が多かった。

その流行をつくったのは、マークレビンソンのJC2だといわれているし、
薄型の流行以前に登場していたコントロールアンプの中には、かなり大型のモノもいくつかあった。
サイズ的には、そのままプリメインアンプのシャーシーとして使える大きさであった。

例えばヤマハのCI、パイオニアのExclusive C3などがあった。
他にもいくつかあった。

とにかく、これらのモノを見ながら、プリメインアンプとしてのデザイン、
コントロールアンプとしてのデザインを感じとっていたのだろうか。

この時代、それに続く時代があっても、
私の感覚は、プリメインアンプとしてのデザイン、コントロールアンプとしてのデザインを、
いつまにか判断するようになっていったのだろうか。

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