4343における52μFの存在(その1)
JBLの古い製品の技術的資料は、JBLのサイトから入手できる。
すべてではないが、知りたいものの多くは公開されているし、JBLが買収したUREIの資料も、ここにある。
4300シリーズのネットワークの回路図も、上記サイトにある。
4343、4333、4341、4355、4345などの他にも、オリンパスのネットワークの回路図も、
SG520、SE400S、SE408S、SA600、SA660のマニュアルもある。
JBLプロフェッショナル・シリーズのネットワーク、3100シリーズは、下2桁の型番によって、
どのスピーカーシステムに採用されたものかが区別される。
4343用は3143、4355用は3150、4345用は3145というふうに、である。
ただしすべてのネットワークの型番が、システムの下2桁と一致しているわけではない。
4350用は3107で、4301用は3103で、それ以外のネットワークについて簡単に説明すると、
3106はクロスオーバー周波数、 8kHzで、16Ω仕様、
3110Aは、 800Hzのクロスオーバー周波数で、ウーファーは8Ω、トゥイーターは16Ω仕様、
3115Aは、500Hzで、ウーファー・8Ω、トゥイーター・16Ω仕様、
3120Aは、 1250Hzで、ウーファー・8Ω、トゥイーター・16Ω仕様、などである。
3135は、バイラジアルホーンを搭載した4435用だ。
シングルウーファーの4430用も初期のモデルは3135で、のちに61449Pに変更されている。
リストには、3111がある。
型番からわかるように、3ウェイのブックシェルフ型スタジオモニター4311用のネットワークだが、
クリックすると、3110の回路図が表示される。
3110のところをクリックすると、3110が表示されるから、リンクミスだが、
3111はブラウザーに表示されるURLの「3110」を「3111」に変えればダウンロードできる。
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毎日興味深く拝読致しております。
小生、40年来のラジオ少年で真空管アンプの製作を趣味ではなくライフワークとしております。Yahoooのブログ「真空管アンプのアトリエ」を掲載しています。
スピーカーは自作のアンプをより良く鳴らす為の方策として、Altec/JBLと格闘しています。
突然のお尋ねで誠に恐縮ですが、JBLのサイト上でJBL4300シリーズのネットワークの回路図が掲載されているとのこと。どのようにしてもサイトに行着く事ができません。サイトのアドレスをご教授願えましたら幸いに存じます。宜しく御願いいたします。
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ootakeさま
コメントありがとうございます。
お尋ねの件ですが、まずJBL Pro Service ( http://www.jblproservice.com/ )というサイトに行き、
左側の項目の Support Information をクリックします。
表示されたページの Reference Information のところに、
Vintage JBL / UREI Electronics、
Network Schematics、
があります。
スタジオモニターのネットワークの回路図は、Network Schematics のところにあります。
UREI関係の資料(813のネットワークなど)や
JBLのSG520、SA600の資料は、Vintage JBL / UREI Electronics にあります。
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誠にありがとうございました。
おかげ様で辿り着けました。
これで2ヶ月の格闘の復習が出来そうです。ネットワーク自体は部品点数も少ないのですが、構造上配線のトレースが困難なことから参っておりました。
改めてお礼申し上げます。
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「真空管アンプのアトリエ」、読ませていただきました。
「サイズ考」で書いたネットワークのアース線の分離配線を試されておられているんですね。
ありがとうございます。