Archive for category ショウ雑感

Date: 11月 5th, 2021
Cate: ショウ雑感

2021年ショウ雑感(その31)

今年は行かないので、ショウ雑感の昨晩ので、今年は終り、と思っていた。
でも、ひとつ気になっていることがあって、また書いている。

今日(11月5日)は、ABBAの「Voyage」の発売日である。
e-onkyoでは、午前0時にflacとMQAで購入できるようになっていた
どちらも96kHz、24ビットだ。

おそらく日本がもっとも早くMQAで聴くことができた国のはずだ。
TIDALでもMQAで聴ける。

TIDALの配信開始が何時ごろだったのかはつかめていないが、
夕方には始まっていた。

何が書きたいかというと、どこのブースで「Voyage」が鳴っていたのかどうか、である。
どこのブースでもかかっていなかった──、そんなことはないように思っているが、
どうだったのだろうか。

Date: 11月 4th, 2021
Cate: ショウ雑感

2021年ショウ雑感(その30)

9月23日の(その27)で、
今年のインターナショナルオーディオショウにアクシスが出展しない、と書いた。
この時点では、アクシスからの発表は何もなかった。

コロナ禍の影響による出展辞退なのだろう、とは想像できたものの、
アクシスからの発表は10月6日に、ウェブサイトにおいて、である。

やはりコロナ禍のせいである。

昨晩、アクシスのサイトを見て、このことを知ったのだが、
予想していたことなのだから、これだけでは書くつもりはなかった。

アクシスのトップページのWhat’s Newのところに、
インターナショナルオーディオショウの出展辞退だけでなく、
いくつかのことが並んでいる。

そこに、FMアコースティックス/価格改定のご案内があった。
FMアコースティックスの価格が上るのは、
恒例であるから、またなのか、ぐらいの受け止めなのだが、
それにしても大変な価格になってしまっている。

FMアコースティックスの音は絶賛するものの、
それでは欲しいのか(つまり買えるのか)ということになると、
私にとっては、ため息も出ない価格になってしまっている。

改定前の価格も、正確には憶えていない。
なのでどの程度の値上げなのかはわからないけれど、とにかく高価なアンプが、
さらに高価なアンプになってしまっている。

そのことをとやかくいう気はない。
FMアコースティックスなのだから仕方ない──、そう受け止めるしかないのだから。

だからこそインターナショナルオーディオショウで、
FMアコースティックスで鳴らすファインオーディオの音は、聴きたいと思うわけで、
アクシスが出展しない今年は、早々と行かないという選択をしていたのは、
まちがってなかったなぁ、と個人的には思っている。

来年のインターナショナルオーディオショウでは、きっと聴けることだろう。

Date: 11月 3rd, 2021
Cate: ショウ雑感

2021年ショウ雑感(その29)

終息というわけではないだろうが、感染者数は激減しているのだから、
インターナショナルオーディオショウの関係者は、一安心だろう。

行く予定の人たちも、そうだろう。

だからといって完全に安心できるようになったわけではないので、
それぞれの注意が求められていることは、これまで通りなのだが、
会場内の雰囲気は、感染者数がさほど減っていないのと、
ここまで減ったのでは大きく違ってくるはずだ。

少しでも明るい雰囲気のなかで、オーディオショウが開催されるのはいいことだ。
とはいえ、各ブースのイベントのスケジュールを眺めていると、
オーディオ評論家の名前が少ないことが目立つ。

終息していない状況だから、例年通りの各ブースのスケジュールとは予想していなかったけれど、
ここまでオーディオ評論家が担当する時間が減っているとは思わなかった。

ここ数年、少しずつ減っていく傾向があった。
それまではオーディオ評論家に依頼していた出展社が、
すべて自社のスタッフによる音出しを行うところが出てきた。

それが今年は顕著であるが、今年だけのことで終るのか。
それとも来年以降も、この傾向は維持されるのか。

とにかくコロナ禍は出展社にとって、
オーディオショウに対する捉え方を変えるきっかけになっているように感じている。

Date: 9月 24th, 2021
Cate: ショウ雑感

2021年ショウ雑感(その28)

インターナショナルオーディオショウでは、
新製品が中心になるわけだから、
去年、あのブースで聴いた音をもう一度と思っていたところで、
聴ける可能性はかなり低い。

それでもアクシスでの、ファインオーディオのスピーカーシステムを、
FMアコースティックスで鳴らした音は、今年も聴ける可能性はけっこうあったはずだ。

アクシスのブースにいけば、いつも聴けるわけではないが、
時間をうまく合せれば、毎年聴ける音といっていい。

そして毎年聴きたくなる音でもある。

タイムロードがジャーマン・フィジックスを取り扱っていたころは、
Unicornの音は、そんなふうに楽しめた。

いま、そういう音を出しているところは、
私にとってはアクシスのブースのみになってしまった。
それも、どのシステムでもいいわけではない。

くり返すが、ファインオーディオをFMアコースティックスで鳴らした音を聴くと、
また来年も聴きたい(おそらく聴けるであろう)と思う。

今年は私は行かないと決めていたし、
アクシスも出展しない。

Date: 9月 23rd, 2021
Cate: ショウ雑感

2021年ショウ雑感(その27)

(その26)で、今回の出展を辞退する会社がある、ようだと書いた。

今月13日から事前予約が始まったインターナショナルオーディオショウ。
その会場案内を見ると、いままでアクシスが出展していたブースに、
今年から復帰したハーマンインターナショナルが出展することがわかる。

このブースは、これまでずっとアクシスが出展していた。
では、今回アクシスは、どのブースを使うのかと案内図を見ても、
アクシスの名前はどこにもない。

今回出展しない会社はアクシスのことだったのか。
日本インターナショナルオーディオ協議会のメンバーは変更があって、
今年から出展する会社もあれば、常連だった会社がメンバーでなくなったりしている。

テクニクス(パナソニック)も、メンバーではないようだ。
前回(2019年)までテクニクスが使っていたブースが空いている。
でも、ここにはハーマンインターナショナルもしくはアクシスが、というわけではない。

ブースはあるのにアクシスは出展しない。
日本インターナショナルオーディオ協議会のサイトをみると、
アクシスはいまもメンバーである。

アクシスが今回は出展しない理由は知らない。
コロナ禍だからなのだろうか。

コロナ禍がおさまれば、来年以降、また出展するのだろうか。

Date: 9月 10th, 2021
Cate: ショウ雑感

2021年ショウ雑感(その26)

その23)で、今回は出展を辞退する会社があるのかどうか、と書いた。
今日、ソーシャルメディアに、ある出展社が今回は辞退する、とあった。

どこなのかは私は知らない。
やはり、そういう会社がある。

私は、この会社の判断を支持する。
けれど、そのソーシャルメディアの投稿には、ペナルティが与えられる、ともあった。
本当なのだろうか。

日本インターナショナルオーディオ協議会としては、開催する以上、
すべての出展社が揃ってこそ、という考えなのだろうか。
だとしても、コロナ禍では、辞退する会社があっても仕方ないこと、としないのか。

本当にペナルティを与えるのか。
どんなペナルティなのか。

日本インターナショナルオーディオ協議会からの排除なのだろうか。
ハーマンインターナショナルの件で、そういうことがあってもおかしくないことを、
すでに知っている。

今日の東京の感染者数は減っている。
このまま順調に減っていけば、11月には安心できる状況になっているかもしれない。
そうなれば、いまは辞退を考えている会社も出展するようになるかもしれない。

どうなるのかはわからない。
けれど、ペナルティを与えることだけはやってはいけない。

Date: 9月 7th, 2021
Cate: ショウ雑感

2021年ショウ雑感(その25)

毎日夕方に発表される感染者数は、
誰の目にもあきらかな数値である。

今日も減ってきている。
いい傾向だ、と素直に喜べないのは、
身近に迫ってこないと見えてこない面があるのがわかっているからだ。

昨年12月に、仕事関係の人がやはり感染した。
一緒に仕事をした人が濃厚接触者となり、保健所から連絡があり、
PCR検査を受けて、結果は陰性。

先月末、私が置かれた状況は、その人とほぼ同じといえる。
なのに保健所からは連絡はこないし、
今回コロナに感染した人からの連絡では、私は濃厚接触者に当らない、とのこと。

昨年12月の例と今回の私の例。
どれだけ違うのだろうか。ほとんど違わない。
なのに12月の人は濃厚接触者となり、私は関係ないことになる。

なので自主的にPCR検査を受けた。
八ヵ月ほどで、判定基準があきらかに変ってきている。
このことはソーシャルメディアでも何度か目にしていた。

今回、それが本当だったことがはっきりしたわけだ。

それから今年のインターナショナルオーディオショウは、
11月の5日から7日までの三日間。

11月になってすぐに、ステレオサウンド・グランプリの選考会が行われる。
今年も同じのはずだ。

つまり10月はステレオサウンド・グランプリに向けての一ヵ月である。
今年は関係ない、というメーカー、輸入元もあるが、
今年ステレオサウンド・グランプリ入賞をめざしている会社にとっては、
試聴記を持ち回ることになる。

ステレオサウンド・グランプリだけではない、
年末にはオーディオ雑誌のいくつかは賞を発表する。
おおむね、そのためのスケジュールは、どこもほぼ同じといえる。

メーカー、輸入元、オーディオ評論家にとって忙しい一ヵ月となる。
その直後のインターナショナルオーディオショウの開催。

何も起らなければ、それがいちばんだ。
杞憂にすぎない──、そうであればいい。

けれど、こういう表立ってこない面があるということだけは、
知っておいてもいいのではないだろうか。

Date: 9月 6th, 2021
Cate: ショウ雑感

2021年ショウ雑感(その24)

ここのところ東京の感染者数は減ってきている。
とはいえこれまでの累計では三十五万人以上が感染しているのだから、
単純計算で四十人弱に一人の感染者ということになる。

感染が拡がっているという実感は、
感染者の数よりも、身近な人が感染したかどうかのほうが大きい。

8月の終りごろになってきて、
仕事関係の人、三人が感染。
うち二人が入院。

先週末にPCR検査を受けた。結果はいまのところ陰性。

なので個人的にいままで以上に気をつけなければ、と思っている。
油断はできないわけで、感染者数が増えた減ったは、
一つの目安程度に捉えた方がいいように思っている。

今日になって、インターナショナルオーディオショウ開催が、
いろんなウェブサイトで告知されている。
実施したいのだろうし、実施するのだろう。

感染者数も減ってきているのだから。

けれど大事なのは数字ではなく、肌感覚のはずだ。

Date: 9月 1st, 2021
Cate: ショウ雑感

2021年ショウ雑感(その23)

インターナショナルオーディオショウは、いまのところ開催の予定である。
ウェブサイトでは、9月13日から事前予約登録を開始する、とある。

ウェブサイトには、感染拡大によっては、開催を中止する、ともある。
ぎりぎりまでどうなるのか、決らないのだろう。

でも感染拡大したとしても、来場者無しという選択肢は、
日本インターナショナルオーディオ協議会にはないのか。

私は、今年は行かないと決めている。
それでも開催された場合、どうやるのかはひじょうに興味がある。

興味があるから、私だったら──、ということを考える。
私だったら、二部制を考える。

インターナショナルオーディオショウは10時から19時までの九時間。
なので午前の部は10時から14時までの四時間、
午後の部は15時から19時までの四時間。

14時から15時までの一時間で、来場者全員を退場させ、
空気の入れ替え、消毒なとの感染対策をしっかりと行う。

四時間では、すべてのブースをまわれないという苦情が出るであろう。
10時から19時までいても、すべてのブースの音をじっくり聴こうとすると、
時間が足りないくらいなのだから。

それでも、こういう状況下だから、それも仕方ないこと。

一つ私が知りたいのは、開催されるとして、
今年は出展を辞退するという会社があるのかどうか。

Date: 8月 24th, 2021
Cate: ショウ雑感

2021年ショウ雑感(その22)

ダイナミックオーディオ主催のマラソン試聴会も、去年に続き中止とのこと。
ダイナミックオーディオも、二年続けての中止は避けたかったのだろうが、
いまの状況下では、中止という判断なのだろう。

あと一週間で8月も終る。
二ヵ月ほどでインターナショナルオーディオショウなのだが、
ほんとうに来場者を入れての開催なのだろうか。

二ヵ月での変化が、どうなるのか。
私にはわからない。
よくなるのかもしれない、いまのままかもしれない、
もっとひどくなるかもしれない。

それでも急激に状況がよくなるとは、とうてい思えない。

Date: 8月 19th, 2021
Cate: ショウ雑感

2021年ショウ雑感(その21)

日本インターナショナルオーディオ協議会は、
来場者無しでやるということは考えていないのか。

二年続けての中止は避けたい──、
それは心情として理解できるけれど、来場者はありでなければならないのか。

インターナショナルオーディオショウは入場料をとっていない。
ならば、いっそ今年は来場者無しで、オンライン開催のみであれば、
開催か中止かで、ぎりぎりまで迷うことはなくなる。

会場は国際フォーラムからで、各ブースからの各出展社からの配信。
MQAによる配信も、いまでは可能である。

完全オンライン開催はいきなりだと、
すんなりいかないことも出てくるかもしれないし、ノウハウもまだないであろう。

けれど来場者無しにすれば、会期は三日間ある。
それだけあれば、初日と最終日とでは配信のクォリティも違ってこよう。

ここでオンライン開催(配信)のノウハウをつかんでおけば、
来年以降、いろいろと役に立ってくるはず。

Date: 8月 11th, 2021
Cate: ショウ雑感

2021年ショウ雑感(その20)

11月のインターナショナルオーディオショウの開催まで三ヵ月を切った。
いまのところ中止の発表はないから、やるのだろう。

それでも、ほんとうにやるの? と思っている。
やるにしても、どこまで徹底してやる(やれる)のか。

来場者は事前予約のみ、ということだけは発表になっている。
この事前予約も、二回のワクチン接種ずみの人だけという制約をつけるのか。

検温もやるはずだが、マスクの種類も受付でチェックするのだろうか。

それ以上に、実際にどうやる(対処する)のだろうか、と思うのは、
各ブースの入場者の制限である。

基本的には各ブースの出展社がやるのだろうが、
それだけでうまくいくとは到底思えない。

ブースによって混んでいるところ、そうでないところ、空いているところがあり、
混んでいるブースにしても時間帯(イベント次第)で空いていることもある。

それにブースへの入場者を徹底して制限したとしたら、
廊下に人が溢れることになるのではないか。
それでいいのか。

結局は主催者である日本インターナショナルオーディオ協議会が主になって、
ブースに入れなかった人たちに対処しなければならなくなるように思える。

日本インターナショナルオーディオ協議会のスタッフと各ブースのスタッフ、
その連携がどれだけ密にとれて、柔軟に対処していかなければ、
会場内のどこか(一箇所とはかぎらない)に密なところができるはずだ。

そうなったら、
各フロアを結ぶ、あの長いスロープに間隔を空けて入場者を並ばせる(待機させる)のか。
出たとこ勝負になってしまうのだろうか。

それとも絶対にそうならない程度に入場者数を制限してしまうのか。

Date: 6月 25th, 2021
Cate: ショウ雑感

2021年ショウ雑感(その19)

大阪ハイエンドオーディオショウは、
インターナショナルオーディオショウの二週間後に開催予定だったが、
今日中止が発表になった。

二年連続の中止である。
インターナショナルオーディオショウが開催を発表しているので、
大阪ハイエンドオーディオショウもやるのか、どうするのか。
開催を期待していた(楽しみにしていた)人は多かっただろう。

大阪ハイエンドオーディオショウは会場がホテルということもあって、
ほとんどのブースが狭い。

いまのところはインターナショナルオーディオショウは開催する方向である。

半年先、どうなっているのか。
正確に予想できる人はいない。

それでもひとついいたいのは、決断と判断は似ているようでいて、違うということ。
三年前に、別項でリーダーとマネージャーについてふれた。

マネージャーは判断できても決断できない。

Date: 6月 15th, 2021
Cate: ショウ雑感

2021年ショウ雑感(その18)

11月に、インターナショナルオーディオショウは開催される。
詳細はまだ発表になっていないが、オンライン配信を行うのだろうか。

入場者の制限は、たぶんあるはずだ。
行きたいけれど、今年はまだ行けない、という方も少なくないと思う。

会場全体の入場制限だけでなく、
各ブースの入場制限も重要になってくる。

そうなると会場にいても、聴きたかったブースに入れなかった、という人が出てくるかもしれない。

こういう状況下での開催は誰も経験していないのだから、
どんなことがおこるのか、事前に完全に把握することはできない。

混乱を少しでも防ぐ意味でも、オンライン配信をやったほうがいいのではないだろうか。
クリアーしなければならない問題がいくつかあるだろうが、
完全なかたちではなくても、試みとしてのオンライン配信をやってほしい。

そう思っている人は、けっこういるかもしれない。

Date: 5月 25th, 2021
Cate: ショウ雑感

2021年ショウ雑感(その17)

インターナショナルオーディオショウは開催されるわけだが、
具体的な詳細はまだ発表になっていない。

アメリカの日本への渡航中止勧告。
インターナショナルオーディオショウは半年ほど先のことだから、
その時どうなっているのかはなんともいえないが、
海外メーカーの人たちのショウへの参加は、例年よりもかなり減るかもしれない。