Date: 10月 26th, 2022
Cate: ショウ雑感
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2022年ショウ雑感(その11)

明後日には、インターナショナルオーディオショウが開催される。
昨年は行かなかったので、四年ぶりに行くことになる。

行くとなると、今年はどんな音が聴けるのか、
忘れられない音を聴けるだろうか、とやはり期待する。

これまでのインターナショナルオーディオショウで聴いたなかで、
忘れられない音は少ないけれどある。

まず最初にあげたいのは、
タイムロード時代のジャーマン・フィジックスのUnicornの音である。
何時間でも聴いていたい、と思ったし、
一日のうち三回ほどタイムロードのブースに入っていたし、
開催期間中に、もう一度聴きたくなって、また出掛けたほどである。

二番目に思い出すのは、ノアのブースできいたソナス・ファベールのCremonaだ。
アンプは、当時のノアが取り扱っていたVTLの管球式アンプ。
外観的には似合わない組合せなのだが、
Cremonoはこんなにいいスピーカーなのか、
VTLはこんなにいい管球式アンプなのか、
そんなふうに思わせるほどに、その音は見事な相性だった。

オーディオショウなんかで、いい音なんて聴けない──、
そう吹聴する人がけっこういるけれど、確かに少ないことは少ないものの、
時にはハッとする音に出逢うことも確かにある。

毎回そうだとはかぎらないけれど、今年は聴けるだろうか。

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