Archive for category audio wednesday

Date: 9月 4th, 2016
Cate: audio wednesday, 柔と剛

第68回audio sharing例会のお知らせ(柔の追求・その7)

今月のaudio sharing例会は、7日(水曜日)。
その6)に書いているように、
渡辺成治氏に来ていただく。

渡辺氏が無線と実験に発表された自作のハイルドライバーだけでなく、
13cm口径のウーファーを円柱状のエンクロージュアにおさめたウーファーと組み合わせる。
エンクロージュアも渡辺氏設計のもの。
この2ウェイのスピーカーシステムのクロスオーバー周波数は900Hz。
ハイルドライバーの後面が開放されているため、
後面を閉じている同サイズのハイルドライバーよりも低いところまで再生できている。

今回は、このスピーカーシステムとともに、ハイレゾリューション再生も行う。
D/Aコンバーターも渡辺氏設計のオリジナルで、
アンプも渡辺氏オリジナル。D級動作で出力は30W。

渡辺氏の経歴を知らない方は、アマチュアの自作システムの試聴なのか、と思われることだろう。
そういうレベルのモノではない。

今年行ってきた音出しとは、ずいぶん違ったシステムとなる。
私自身、ひじょうに楽しみにしている。

iPod、iPad、iPhoneで音源を持ってきていただければ再生可能である。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。

Date: 8月 28th, 2016
Cate: audio wednesday, 柔と剛

第68回audio sharing例会のお知らせ(柔の追求・その6)

ハイレゾ、ハイレゾと囂しい。
ハイレゾという略語がいいとは思っていないから、よけいにそう思う。

と同時に、高域再生限界を拡げるために、
トゥイーターの振動板には軽くて剛性が高くて内部音速が速い素材が採用される。
ピストニックモーション領域の拡大のためである。

この手法は、いわば剛の追求である。
けれどスピーカーの世界(振動の世界)には、柔の追求もあると、
世紀が代ったころから考えるようになってきた。

柔の追求という視点で、これまでのスピーカー技術をもう一度みていくと、
古くから、剛の追求(ピストニックモーションの追求)とは違う動作方式、
つまり柔の追求からの方式があったことに気づいた。

ATM(ハイルドライバー)、ウォルッシュドライバーも古くからある。マンガーユニットもある。
まだまだ数は少ないし、剛の追求がメインストリームであることに変りはないだろうが、
柔の追求はスピーカーの動作方式だけではないと考えている。

デジタルにおいても、PCMはいわば剛の追求なのではないだろうか。
サンプリング周波数、ビット数をCDの44.1kHz、16ビットから増していくハイレゾは、
ピストニックモーション追求(剛の追求)と同じ性質といえよう。

ハイレゾにはDSDがある。
この方式は、デジタルにおける柔の追求といえるように考えている。

PCMとピストニックモーション。どちらも剛の追求である。
DSDと非ピストニックモーション。どちらも柔の追求である。

聴き手には、選択の自由がある。
PCMと非ピストニックモーション(剛と柔)、
DSDとピストニックモーション(柔と剛)も、現実には聴くことができる。

剛と剛、柔と柔、剛と柔、柔と剛とがあるわけだ。

ハイレゾ、ハイレゾと騒ぐのはいいけれど、
剛の視点、柔の視点、どちらからも捉えていくことを忘れてはならない、と思う。

9月のaudio sharing例会は、7日(水曜日)。
今回はひさびさにゲストに来ていただく。

無線と実験にATMの記事を発表された渡辺成治氏が来てくださる。
ATMユニットを持参して来てくださる。

Date: 8月 20th, 2016
Cate: audio wednesday

audio sharing例会(今後の予定)

二週間前に、audio sharing例会で、
瀬川先生が好きだったスピーカーで、好きなディスクを鳴らしたい、と書いた。
スペンドールのBCII、セレッションのDitton 66、ロジャースのPM510など、
イギリスのスピーカーシステムが用意できれば……、と書いた。

いつになるかはまだ決っていないが、
セレッションのDitton 66を鳴らせることになった。
書いてみるものである。

瀬川先生は「続コンポーネントステレオのすすめ」では、
トリオのプリメインアンプKA9900を組み合わせられている。
カートリッジはエラックのSTS455Eである。

この組合せそのままは用意できない。
私としてはヨーロッパのアンプを用意したい。
わがままをいえば、パワーアンプはスチューダーのA68をもってきたいところ。
それからマイケルソン&オースチンのTVA1でも、どんな音になるのか鳴らしてみたい。

アンプはどうなるのか、いまのところなんともいえないが、
とにかくDitton 66を鳴らせる。

音は聴いたことがあっても、自分で鳴らしたことがないスピーカーでもある。
いまの私の気持は、うまく表現できない嬉しさがある。

Date: 8月 20th, 2016
Cate: audio wednesday, 柔と剛

第68回audio sharing例会のお知らせ(柔の追求・その5)

ESSから単体で発売されていたハイルドライバーはいくつかあった。
1979年ごろはHS400とHS600があった。
HS400は振動板前面にホーンがついている。

再生周波数特性はHS400が1.5kHz以上、HS600が2.5kHz以上となっていた。
これらの外形寸法は当時のHI-FI STEREO GUIDEには載っていない。

面白いのは出力音圧レベルと最大入力の項目で、STUDIOとPA-DISCO、ふたつの値が記してある。
PA-DISCOの最大入力は50Wと、STUDIOの30Wよりも高い。
反面出力音圧レベルは、98dB/W/mと3dB低い。

ハイルドライバーとしてスピーカーの技術解説書に載っているそのものの製品は、
1980年に登場したAMT Heil Driverである。
このモデルは800Hz以上から使え、出力音圧レベルは103dB/W/m。
このモデルにはPA-DISCOモデルはなかったようだ。

形状的にも、日本でハイルドライバーと呼ばれているモノは、AMT Heil Driverといっていい。
このトゥイーターの外形寸法はW17.2×H15.4×D10.7cm。

現在のAMTと呼ばれるユニットと比較して大きく違うのは奥行きである。
現在の多くのAMT(ムンドルフの製品もそうだが)、薄い。
ドーム型トゥイーターよりも薄いと思えるくらいにだ。

動作原理は同じでも、AMT Heil Driverと薄型のAMTとでは磁気回路の構成が大きく違う。
そのことによってAMT Heil Driverは振動板の後方からも音を出すダイボール型だが、
現在の多くのAMTは背面を塞ぐ構造になっている。

この構造の違いが、同じ面積の振動板であっても、
低域の再生能力に違いを生じる、とのことである。
つまりAMT Heil Driverのようにダイボール型にしたほうが低域レンジは下にのびる。

やはりオリジナルのAMT Heil Driverが構造的には優れているといえそうだが、
でもAMT Heil Driverの構造のままでは、現在のように多くのスピーカーシステムに、
AMTが採用されることはなかったのではないか。

振動板の後方を塞ぐことで低域特性は多少犠牲にしても薄型にできたことで、
多くのシステムに採用されるようになった、と見るべきではないか。

ならば薄型のまま、振動板の後方を塞がない構造はできないのか。
無線と実験(2015年1月号から4月号)に載ったAMTの自作記事がそうである。

Date: 8月 9th, 2016
Cate: audio wednesday, 「スピーカー」論, 柔と剛

第68回audio sharing例会のお知らせ(柔の追求・その4)

ハイルドライバーのオリジネーターといえるESSは、
1980年にフラッグシップモデルTransar Iを出した。

ステレオサウンド 57号の新製品紹介に登場している。
岡先生が記事を書かれている。
60号の特集にも登場している、この大型システムは3ウェイ+サブウーファーをとる。

サブウーファーは30cm口径のコーン型で、90Hz以下を受け持っている。
90Hz以上の帯域はすべてハイルドライバー(AMT)が受け持つ。

Transar I登場以前のESSのスピーカーシステムのクロスオーバー周波数は、
850Hzがもっとも低かった。
ハイルドライバーのサイズの小さなシステムでは、1.2kHz、1.5kHz、2.4kHzとなっている。

つまりTransar Iは、従来のハイルドライバーの受持帯域を3オクターヴ以上、低域側に拡大している。
1kHz以上、7kHz以上を受け持つハイルドライバーは従来の構造のままだが、
90Hzから1kHzを受け持つハイルドライバーの構造は、言葉だけでは説明しにくい。

57号の岡先生の記事によれば、中低域用ハイルドライバーの高さは実測で86cmとなっている。
かなり大型で、記事では5連ハイルドライバーとなっている。
詳細を知りたい方はステレオサウンド 57号か、インターネットで検索してほしい。

ハイルドライバーを使ったスピーカーシステムをあれこれ考えていた私は、
いったいどこまでハイルドライバー(AMT)に受け持たせられるのか、
インターネットで各社のAMTの資料をダウンロードしては特性を比較していた。

現在、大型のAMTを単売しているのは、ドイツのムンドルフである。
高さ12インチの製品までラインナップされている。
ここまで大きければ、かなり下までカバーしていると期待したものの、
実測データを見ると、がっかりしてしまう。

ESSのハイルドライバーがあのサイズで850Hzまで使えるのに……、と思ってしまうほどに、
ムンドルフのAMTはサイズの割には……、といいたくなる。

Date: 8月 9th, 2016
Cate: audio wednesday, 「スピーカー」論, 柔と剛

第68回audio sharing例会のお知らせ(柔の追求・その3)

無線と実験が創刊されたのは、1924年(大正13年)である。
無線と実験と誌名からわかるように、創刊時はオーディオの雑誌ではなかった。

私が読みはじめたのは1976年か’77年ごろからで、
そのころはすっかりオーディオの技術系、自作系の雑誌であった。

無線と実験と同じ類の誌名をもつものにラジオ技術がある。
こちらは1947年(昭和22年)の創刊である。
ラジオ技術も私が読みはじめたころはオーディオの技術系、自作系の雑誌だった。

無線と実験とラジオ技術は、オーディオ雑誌の、この分野のライバル誌でもあった。
ラジオ技術は1980年代にはいり、オーディオ・ヴィジュアルの方に力を入れるようになって、
面白い記事がなくなったわけではないが、全体的には無線と実験の方をおもしろく感じていた時期もある。

無線と実験はいまも書店で買えるが、
ラジオ技術は書店売りをやめてしまった。
ラジオ技術という会社名もなくなってしまった。
通信販売のみであり、ラジオ技術は廃刊してしまったと思っている人もいないわけではない。

いまは無線と実験よりもラジオ技術の方が面白い。
ラジオ技術の内容を禄に読みもしないで、馬鹿にする人も知っているが、
どうしてどうして、面白い記事が載っているものである。

もちろんすべての記事がそうだとはいわないけれど、
ラジオ技術は応援したくなる良さを見せてくれることがある。

無線と実験はラジオ技術とは違い、安定路線とでもいおうか、
ラジオ技術を読みもしないで馬鹿にするような人でも、
無線と実験に対してはそうでなかったりする記事づくりである。

ムラは少ない、ともいえる。
けれど、その分、面白いと感じることが少なくなってもいたところに、
2015年1月号から始まったハイルドライバーの自作記事は、
ひさびさに、いい意味で無線と実験らしい記事だと思わせた。

Date: 8月 5th, 2016
Cate: audio wednesday

audio sharing例会(今後の予定)

昨日のタワーレコードのSACD新譜のニュースは、
ジュリーニのマーラーの第九ばかりが、嬉しかったわけではない。

キリル・コンドラシンのシェエラザードもSACDになる。
ジュリーニのマーラーの第九とは違う嬉しさが、こちらにはある。

そして、やっぱりやろうと決めたことがある。
いつになるかはまだ決めていないが、
瀬川先生が試聴用に使われていたディスクを集めての試聴会をやりたい。

ステレオサウンドの特集には、試聴レコードが必ず載っていた。
ステレオサウンドを読みはじめた中学生だったころ、
この試聴レコードも、今後買うレコードの目安にもなっていた。

バルバラの「孤独のスケッチ」もそうやって買って聴いたレコードである。
アン・バートンも同じだ。

クラシックでは、もっと多くなる。
コンドラシンのシェエラザード、コリン・デイヴィスのストラヴィンスキーの火の鳥と春の祭典、
ロス=アンヘレスによるラヴェルのシェエラザードもそうだ。

瀬川先生の自宅の音を聴くことができなかった者としては、
瀬川先生がよく聴かれていたレコードをたどることで、
その音をイメージしていくしかない。

けっこうな数のディスクがCDになっている。
SACDになるディスクもある。
これらのディスクを集めての試聴会。

ディスクだけならば、そう苦労はしないが、
やるならば瀬川先生の愛用スピーカーを、どうしても用意したい。

JBLの4343か4341。
スペンドールのBCII、セレッションのDitton 66、QUADのESL、
ロジャースのPM510などのどれかを用意できれば、すぐにもでもやりたい。

Date: 8月 4th, 2016
Cate: audio wednesday, 「スピーカー」論, 柔と剛

第68回audio sharing例会のお知らせ(柔の追求・その2)

ハイルドライバーの動作原理は、40年前のスピーカーの技術書に記述があった。
ステレオサウンド別冊HIGH-TECHNIC SERIES 3でも、
トゥイーターの基礎知識として、ハイルドライバーについての記述があった。

ピストニックモーションではないハイルドライバーの動作原理は、
すぐに理解できていたかといえば、そうでもなかった。
それに当時ハイルドライバーのユニットを搭載していたシステムは、
ESS一社のみだった。しかもこの会社、JBL、アルテック、タンノイなどの著名ブランドと違い、
地方のオーディオ店に置いてなかった。

だから存在はしていたし知ってはいるけど……、というところにずっと留まっていた。
ESSもいつのころからか輸入されなくなってもいた。
ハイルドライバーについて語ることがあっても、昔話のように語っていた。

結局、私が聴くことができたハイルドライバー搭載のシステムは、
エラックのCL310が最初である。1990年代も終りに近いころだった。

知人宅で聴いた。
鳴った瞬間、驚いた。
この瞬間から、ハイルドライバーは昔話ではなくなった。

ハイルドライバーは固有名詞のようで、
エラックのトゥイーターはAMT(Air Motion Transformer)と呼ばれている。
ESSの時代から、Air Motion Transformerであり、ESSの型番はamtから始まっていた。
ただ日本ではハイルドライバーと呼ばれていたわけだ。

同じAMTでも、ESSのハイルドライバー、
つまり1970年代に技術書に載っていた構造と、エラックのAMTの構造は違うところもある。

現在AMTのユニットを採用するメーカーは増えてきている。
そうだろうな、と思う。
AMTのもつポテンシャルは高い。まだまだ良くなっていくと思うし、
現状のAMTにはやや気になる点がないわけではない。

AMTのユニット使ってスピーカーシステムを自作するならば……、
どのユニットを使おうかと、情報収集していた時期もあるし。
マッキントッシュのXRT20のトゥイーターコラムをAMTで構成したら……、
そんなことも夢想したりもした。

2015年、無線と実験を手に取って、驚いた記事があった。
ハイルドライバーの自作記事だった。
それもハイルドライバーを入手してのスピーカーの自作記事ではなく、
ハイルドライバーそのものの自作記事だった。

Date: 8月 4th, 2016
Cate: audio wednesday, 「スピーカー」論, 柔と剛

第68回audio sharing例会のお知らせ(柔の追求・その1)

40年前、私がオーディオに興味を持ち始めたころ、
スピーカーの振動板といえば、まず紙だった。
コーン型ユニットのほぼすべては紙の振動板だった。

ドーム型はソフトドームとハードドームがあったが、
硬い振動板(つまり金属)は、大半がアルミニウムだった。
ヤマハのNS1000Mがすでに登場して、ベリリウムもあったけれど、
金属振動板=アルミニウムだった。

コンプレッションドライバーの振動板も、チタンが登場するのはもう少し後。
こちらもエレクトロボイスやJBLの一部のドライバーに採用されていたフェノール系以外は、
アルミニウムが圧倒的に占めていた。

その数年後、平面振動板が国内各社から登場したころから、
振動板の材質はヴァラエティ豊かな時代へと突入していく。

ソニーの平面振動板のスピーカーシステムが、APMと型番につけていたことからもうかがえるように、
各社ピストニックモーションの追求ということでは一致していた。
APMとはaccurate pistonic motionの略である。

そのため振動板に求められるのは高剛性であること、内部音速の速さがまずあり、
物質固有音を出しにくいということで適度な内部損失も諸条件としてあった。

いわばこれらは剛の追求といえる。
さまざまな材質が振動板に採用され、処理方法も工夫され、振動板の構造も変っていった。
40年前の紙とアルミニウムが大半を占めていた時代からすれば、
剛の追求は、かなりの成果を収めているといえる。

ピストニックモーションの追求が間違っている、とまではいわないが、
ドイツからマンガー、ジャーマンフィジックスのベンディングウェーヴのスピーカーユニットの登場、
これらのユニットが聴かせる音の素晴らしさを体験してから、
剛の追求ばかりでなく柔の追求も、スピーカーの開発にあってしかるべきだと考えるようになった。

柔の追求ということで、各種のスピーカーユニットの原理をもう一度みることで、
ハイルドライバーの存在に気づく。

Date: 8月 3rd, 2016
Cate: audio wednesday

第67回audio sharing例会のお知らせ(Heart of Darkness)

今日は新月。
天気は不安定との予報。
暑く不快な日にマーラーだけを聴く。

映画シン・ゴジラの公開。
シンは新なのか、それとも真なのか。

GodzillaとGustav Mahler、
ゴジラの咆哮、マーラーの咆哮。
シン・ゴジラならばシン・マーラーか。

品行方正なマーラーは響かせない。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。

マーラーのCD、ご持参ください。

Date: 8月 1st, 2016
Cate: audio wednesday

第67回audio sharing例会のお知らせ(Heart of Darkness)

今月のaudio sharing例会は、3日(水曜日)です。

今回のシステムは、6月に行ったマークレビンソンLNP2の試聴と基本的に同じだ。
スピーカーは喫茶茶会記のシステムの上に、JBLの2441+2397、それに今回は2405も追加する。
ネットワークは直列型6dBで、前回とは違う配線でやろうと考えているのは、
テーマが「新月に聴くマーラー」だからである。

パワーアンプはマッキントッシュの管球式プリメインアンプのMA2275。
プリ・パワーが分離できるので、パワー部のみを使う。

コントロールアンプはマークレビンソンのLNP2である。
他のアンプでもいいてすよ、と、今回もLNP2を持ってきて下さるKさんは言ってくれているが、
今回もスピーカーのアッテネーターをなしでいきたいので、
どうしてもLNP2のトーンコントロールが不可欠である。

ちなみに他のアンプとは、マークレビンソンのJC2とクレルのPAM2であり、
どちらも試してみたいところだが、そういう事情のためLNP2しかない。

ただひとつ迷っている。
バウエン製モジュールのLNP2かマークレビンソン製モジュールのLNP2か。

昔の私だったら迷うことなく、
マークレビンソン製モジュールのLNP2だけでいいです、と即答していただろう。
それが先々月のaudio sharin例会での試聴で、迷っている。

結局、Kさんのご好意に甘えて、今回もLNP2を二台持ってきてもらうことになった。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。

Date: 7月 30th, 2016
Cate: audio wednesday

第67回audio sharing例会のお知らせ(Heart of Darkness)

8月のaudio sharing例会は、3日(水曜日)です。

岡先生が著書「マイクログルーヴからデジタルへ」の上巻で書かれている。
     *
 ぼくの手許に古いLPがまだかなりあり、いまでも年に何度かひっぱり出して聴いている二十五年来の愛聴盤というのがある。その最たるものが、キャスリン・フェリア/ワルター/ウィーンPOのマーラーの《亡き子を偲ぶ歌》(米コロムビアML2187)だ。このレコードは改めていうまでもない名盤なのだが、第一曲のおわりで鳴るグロッケンシュピールの音をはじめて聴いたときの胸のときめきを、いまでもこのレコードをかけるたびに思いだす。LPになってから打楽器の音はSP時代と次元を異にするリアリスティックな再生が行えるようになったのだが、こんなに心にしみとおるような透明なただずまいで聴かれたグロッケンシュピールのピアニシモの響きには、「LPのよさだなあ」と感じさせられたものだった。
     *
フェリアー/ワルターの《亡き子を偲ぶ歌》。
私にとっても愛聴盤なのだが、8月3日当日、これ(CD)をかけるかどうかは迷っている。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。

Date: 7月 29th, 2016
Cate: audio wednesday

第67回audio sharing例会のお知らせ(Heart of Darkness)

8月のaudio sharing例会は、3日(水曜日)です。

今日未明(2時ごろ)、ふと空を見あげたら三日月がでていた。
かなり細くなっていて、もうすぐ新月なんだなぁ、と思っていた。
来週の水曜日は「新月に聴くマーラー」である。

関東地方も梅雨明け。
猛暑まではいかないけれど暑い。
おそらく来週の水曜日も同じくらい暑い日になりそうだ。

そんな日に窓のない空間に男が集まってマーラーを聴く、というのは、
マーラーにもオーディオにも関心のない人にどう映ることだろう。

今回はJBLの2405をつないで3ウェイにする。
ネットワークを含めた接続方法も、まだ試していないことをやる予定である。
ぶっつけ本番の要素が強い。
どういう音を響かせてくれるか、予想のつくところとつかないところがある。

あえてそんなふうにして自分のオーディオの力量を試している。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。

Date: 7月 27th, 2016
Cate: audio wednesday

audio sharing例会(今後の予定)

8月のaudio sharing例会は「新月に聴くマーラー」。
9月7日の例会も音出しに決っている。
ゲストをお招きしての音出しで、
既製品ではないオーディオ機器を中心としたものになる。

8月の「新月に聴くマーラー」が終っていないので、
混同されるのを避けるためにこまかいことはまだ書かないが、
これまでの音出しとは違った面白さがあると、私自身も楽しみにしている。

Date: 7月 9th, 2016
Cate: audio wednesday

第67回audio sharing例会のお知らせ(Heart of Darkness)

8月のaudio sharing例会は、3日(水曜日)です。

先日のaudio sharing例会で、常連のHさんから「藤倉大って、知ってます?」ときかれた。
現代音楽に疎い私は、名前も聞いたことも見たこともなかった。
Hさんの「藤倉大って、知ってます?」は、
藤倉大氏の、さきごろ発売になった「my letter to the world」を聴かれてのものだった。

「my letter to the world」に収録されている録音はもとはライヴ録音ということ。
藤倉大氏にとって、コンサートホールでの音は、
藤倉氏の頭のなかで響いている音とはずいぶん違うものだったらしい。

そのためCDにするにあたって、自分ひとりでマスタリングして、
徹底して頭の中に響いているイメージとおりの音に仕上げていってた、ということ。
細かなことはCDについてくるライナーノートに書いてあるそうだ。

Hさんはもう少しこまかなことまで話してくれた。
その話を聞きながら、マーラーが現代に生きていたら、まったく同じことをやっただろう、と。
そんなことを思っていた。

「新月に聴くマーラー」では、いわゆるコンサートホールで聴ける音によるマーラーではなく、
徹底してオーディオを介在させた音によるマーラーを鳴らしたい。

場所はいつものとおり四谷三丁目のジャズ喫茶・喫茶茶会記のスペースをお借りして行いますので、
1000円、喫茶茶会記にお支払いいただくことになります。ワンドリンク付きです。