ステレオサウンド 236号(その1)
いま書店に並んでいるステレオサウンド 236号の特集は、
「オーディオの新時代の担い手たち」で、リスニングルーム訪問記事である。
ステレオサウンドの次の号の特集は──、という話は、時々耳に入ってくることがある。
今号の特集は、若いオーディオマニアを取り上げる、ぐらいの話は耳にしていた。
若いオーディオマニアのリスニングルームの訪問記事。
まず思ったのは、文字通りの若いオーディオマニアの登場だった。
オーディオ店から紹介してもらったり、個人でウェブサイト、ブログをやっている人に声をかけたりすれば、記事はできあがるが、
それでは広告に直接的に結びつかない、ともすぐに思った。
広告のことを考えて、このテーマでやるならば、
各メーカー、輸入元、オーディオ店で働いている若い人を取り上げるのだろうな──、と思った。
実際ほぼその通りで、輸入元の若い人がいないのは、
決していないわけではないだろうに、なぜだろう、と思うところはある。
今号の特集は、悪くないと思っている。こんな書き方をするのは、
今号だけで終ってしまうのであれば、悪くない特集止まりだが、
このテーマは拡げて連載にしていけると思うから、そうなってくれれば、いい企画となる。