Date: 9月 10th, 2025
Cate: ディスク/ブック
Tags:

ヨッフム/シュナダーハンのベートーヴェン

一週間前のaudio wednesdayでは、アナログディスクのみをかけた。
リクエスト以外のディスクは、すべて野口晴哉氏のコレクションから選んでいる。
輸入盤を中心に選んだ。

その中の一枚が、ヨッフムとシュナイダーハンによるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲だった。

野口晴哉氏のコレクションを眺めながら、この盤、聴いたことがないことに気づいて選んだ一枚。

協奏曲をそれほど好んで聴かない。
もちろんまったく聴かないわけではなくて、好きな演奏家の録音ならば聴くけれど、
積極的にいろんな演奏家の録音を聴いているわけではない。

そんな協奏曲への接し方をしているものだから、この盤(ヨッフムとシュナイダーハン)も聴いていなかった。
聴いていなかったから、その存在を知らなかったわけではない。
知っていたけれど、聴いていなかった。

初めて聴いて、ヨッフムはやはりいい指揮者だな、と感じていた。
ヨッフムは、昔から聴いている。

それでもヨッフムの良さがわかるようになったきたのは、ある程度、齢をとってからだった。

昔(21のころ)、伊藤先生の仕事場で、モーツァルトを聴きたいと言ったところ、
伊藤先生がかけてくれたのは、コリン・デイヴィスの盤だった。
伊藤先生の仕事場に、モーツァルトの交響曲のレコードがどれだけあったのか、
どういう盤があったのかは、これ以外まったく知らない。

正直、コリン・デイヴィス? と思っていた。
でも、いまならわかる。

同じように、いまヨッフムの良さを噛みしめている。

Leave a Reply

 Name

 Mail

 Home

[Name and Mail is required. Mail won't be published.]