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Date: 9月 15th, 2008
Cate: 104aB, 105, KEF, 現代スピーカー

現代スピーカー考(その8)

#104と#104aBの違いは(記憶に間違いがなければ)ネットワークだけである。
ユニットはまったく同じ、エンクロージュアも変更されていない。
そのため、KEFでは、旧モデルのユーザーのために、aBタイプへのヴァージョンアップキットを発売していた。 
キットの内容は新型ネットワークのDN22をパッケージしたもので、
スピーカーユニットが同じにも関わらず、スピーカーの耐入力が、50Wから100Wと大きく向上している。 

この成果は、#104の開発に使われた4ビット・マイクロプロセッサーと、
aBタイプへの改良に使われたヒューレット・パッカード社のHP5451の処理能力の違いから生れたものだろう。

インパルスレスポンスの解析法そのものは大きな変化はなくても、
処理する装置の能力次第で、時間は短縮され、
その分、さまざまなことを試せるようになっているし、
結果の表示能力も大きな違いがあるのは容易に想像できる。
そこから読み取れるものも多くなっているはず。 

インパルスレスポンスの解析法の進歩・向上によって(言うまでもないが、進歩しているのは解析法だけではない)、
#105が生れてくることになる。 
私が考える現代スピーカーのはじまりは、この#105である。