サイズ考(その52)
それほど複雑な回路のものではなくてもいいから、アンプの回路図をできれば用意してほしい。
増幅部と電源部が独立して描かれている回路図であれば、
別の紙に描き写して、増幅部と電源部を線でつなぐ。できれば片チャンネルだけでなく、左右チャンネルとも描き写す。
それを眺めれば、回路のいたるところにループ(環)があることがわかる。
増幅部だけでなく、電源部、それも定電圧回路だとループの数は増す。
そしてループは増幅部、電源部で独立しているわけではなく、またがっているループが存在していることもわかる。
独立したひとつのアンプだけでもループの数は多い。
素子数が多くなれば、必然的にループの数も増えていく。
そしてアンプ同士を接続すると、ループの数はさらに増えていくのがわかる。