Date: 12月 10th, 2012
Cate: アナログディスク再生
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私にとってアナログディスク再生とは(デザインのこと・その25)

2011年のインターナショナルオーディオショウのステラヴォックスジャパンのブースで、
Air Force Oneを見た時の「なぜ、こんなふうにしてしまった……」は、
Air Force Oneのデザインについて思ったことである。

おそらくAir Force Oneの開発スタッフは、
Air Force Oneの性能、音だけでなく、デザインに関しても誇っていることだろう。
でもAir Force Oneのデザインは、どう贔屓目にみても、これを美しいとは思えない。

私がAir Force Oneを見た瞬間にどう思ったかについては、
それはあまりにもひどいことを書くことになってしまうから、
具体的に書くことはやめておく。
ひとつでも書いてしまうと、次々と書きたくなってしまうから……。

これだけの製品の開発においては、信頼できる外部の人にも試作品を見せて聴いてもらい、
意見をもらっていることだろう。
だとしたら、そこでAir Force Oneのデザインについて、誰も苦言を呈さなかったのか。
それともAir Force Oneのデザインを素晴らしい、とでもいったのだろうか……。

オーディオ評論家を名乗っている人には、書き難いことがあるのはわかる。
だからAir Force Oneについてオーディオ雑誌に書くときに、
あえてAir Force Oneのデザインについて触れない、という書き方もするかもしれない。

並のプレーヤーとはあきらかに異質の、
このAir Force Oneのデザインについて何も書かない、ということは、
つまりはそういうことである。

でも、中にはAir Force Oneのデザインを優れている、とか、美しい、とかいう人も出てくるかもしれない。
たぶん、いると思う。
そういう人が、どうして音の美を判断できようか。

それにしても、
Air Force Oneの開発の主眼に書いてある「使い易さと美しさに最大限にこだわる」ということは、
こういうことなのだろうか。

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