オーディオ評論家の「役目」、そして「役割」(続・おもい、について)
五味先生はオーディオにおいて何者であったか──、
私は、オーディオ思想家だと思っている。
2年前、この項の(その13)で、そう書いた。
あえて書くまでもなく、思想ということばは、思う・想うと思い・想いからなる。
五味先生の、音楽、オーディオについてのことばは重たい。
そう感じない人もいよう。
それでも私には読みはじめたときから、ずっと、まちがいなく死ぬまで「おもい」。
(その13)の最後には、こう書いた。
五味先生の、そのオーディオの「思想」が、瀬川先生が生み出したオーディオ「評論」へと受け継がれている。
だから私には瀬川先生の文章も、また「おもい」と感じる。