五感があって……
今日、五能線という言葉を、ひさしぶりに目にした。
鉄道にそれほど関心がないから、前回目にしたのは、
いったいいつだったのか、記憶にないぐらい、そのくらいひさしぶりだったのだが、
五能線、という文字を眺めていて、いい言葉だな、と思っていた。
五感がある、ならば、五能があってもいいな、と
五能線から「線」をとり外して、鉄道とは全く関係ない言葉として受けとめていた。
五感は、いうまでもなく視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚、
五能は、五感のもつ可能とすること、とでも定義できよう。
そこから発展した定義もできそうな気がする。
五感があって、五能がある。
ならば、もうひとつ五のつく言葉はなんだろう、と考える。
五覚かもしれない、と思う。
覚める、という意味の五覚である。