岩崎千明氏のこと(その18)
ハーツフィールドをどう鳴らされていたのか、ほんとうのところはもうはっきりとしないことだろう。
それにしても、なんと岩崎先生のエネルギッシュなことだろう。
カートリッジの試聴テスト(ステレオサウンド 39号)は、1976年。
ハーツフィールドやパトリシアンIVを購入された年でもある。
この情熱と行動力は、そのまま見倣いたい、と思っているが、とおく及ばない
井上先生が、岩崎先生への追悼文に、「プロ意識そのもの」と表現されている。
まさしくその通りなのだが、なぜ、ここまでも、とも思う。
このことは、大音量で聴かれていたことと、なんとなくではあるが、結びついているのではないか、
そう思えるようになってきた。