妄想組合せの楽しみ(その13)
正直にいえば、使いこなしも「組合せ」の範囲に含まれると考えている。
与えられた機器を与えられた環境で、自身のもつ経験則、手法を、どう組み合わせていくのか。
経験則も、いくつもの経験の積み重ねが組み合わさって生れてくるものだろう。
つまるところ、そういうことではないかと思う。
ある種の組合せに感じるのは、ただ点・線・面を並べて、うまいこと形になったら、それでお終い、という安易さだ。
オーディオにおける「組合せ」とは、そういうものではなく、もっと有機的なもののように、
やや漠然ながらではあるが、そう感じている。