Date: 9月 10th, 2011
Cate: アナログディスク再生
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私にとってアナログディスク再生とは(続々45回転のこと)

もうひとつ、倍速で回転させたアナログディスク再生の音を、76cm/secで録音して38cm/secで再生した音がある。
一度実験してみたいけれど、いまとなってはなかなか器材を揃えるのが大変。
試す機会は、これから先もないだろう。
どういう結果が得られるのか、想像するしかない。

いったい、どの音が、どんなふうに鳴るのだろうか。

じつは私がいちばん聴いてみたいのはアナログディスクを倍速で回転させた音である。
回転数が増せば、トレースの困難になることが顕在化してくる。
倍速で回転させてもトレースの安定したものを使うことになるし、各部の調整はしっかりと行なうことになるが、
トレースの問題をクリアーできれば、アナログディスク倍速を録った音が、いちばんいい音、
というよりも、私がアナログディスク再生に求めている音の良さを、もっとも色濃く持ってそうな気がしてならない。

これは考えての予測ではなくて、感覚的な直感による予感でしかない。
もし私の予感があっていたら、ハーフ・スピード・カッティングに対しての疑問がその分大きくなる。

とはいってもカッティングとトレースは、まったく別の運動であるから、
片方での結果が、もう片方の結果を予測するためのものとして有効かどうかは、正直わからない。
それにカッティングの経験も、当然ない。

だからどれだけ考えても……、というところがある。
ただそれでも直感的には、カッティングもトレースも「勢い」という要素を無視できない、と感じている。
これが、私のハーフ・スピード・カッティングに対する疑問につながっている。

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