仮想アース(こういう方法も……・その13)
仮想アース関係のアクセサリー類は、どれだけ市場に出ているのだろうか。
市販されているモノもあれば、自作している人もいるし、それをヤフオク!で売っている人もいる。
そんな状況を、ウチは大地アースをしっかり取っているから関係ない、と見ている人もいる。
オーディオ用に大地アースを行ってくれる業者もある。そういうところにやってもらった人は、接地抵抗が、これだけ低くなった、と数値を誇らしげにソーシャルメディアに投稿してたりする。
かなり低い接地抵抗になったら、少しは自慢したくなる気持はわかるけれど、
接地抵抗はあくまでも直流域だけのことでしかない。
アース工事を行う業者には接地抵抗だけを測るところと、高周波ノイズまで測るところがある。
接地抵抗が十分に低いからと安心はできない。高周波ノイズを測定しない業者の工事だと、場合によってはノイズが増えることがある。
これから大地アースをやろうと考えている人は、この辺のことをきちんと確認して、信頼できる業者に依頼すべきだし、
すでに大地アースをやってもらっている人は、当時のことを思い出して、
高周波ノイズの測定をしているどうかを問い合わせした方がいい。