メーカーとしての旬(その10)
KEFには勢いがある。
このことに同意される人もいれば、そんなことはない、と否定すら人もいる。
否定する人の中には、
KEFのスピーカーシステムを強く推すオーディオ評論家がいないことを指摘する人がいるかもしれない。
確かにいない。
そこそこの評価をしている人はいても、強く推している人はいない。
ここが、いまのKEFの勢いのすごいところだ、と私は思っている。
つまりオーディオ評論家の評価とはほぼ関係なく売れている、といえる。
これをオーディオ評論家、オーディオ雑誌の編集者は、どう受け止めているのか。
危機感を感じているのか、そうでないのか。
影響力の低下。
そんなふうに受け止めているオーディオ評論家、編集者はいるのだろうか。